円盤 レコード寄席いってきました。

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みなさん、食費の節約に余念なくレコードを買われてますか? やむを得ない外食では、強い罪悪感に苛まれてますかー!?

先日、つくばにある PEOPLE BOOKSTOREで行われた、円盤 田口さんレコード寄席へ行ってきました。(写真を撮るのを忘れてしまい、PEOPLEの写真は通常営業の風景です。)

レコード寄席の内容そのものや、円盤の田口さんがどういった方か?興味をソソラれ行ってみました。また、地方都市・つくばで平日の18時という時間に、どういった方が来てるのかも!?気になるところでした。

始まる頃には、ほぼ満席になりました。会場で聞こえてきたお客さん同士の会話では、レコードはこれから買いたいなーって声が聞こえたので。おそらくですが…つくば大学が側にあるので、レコードを普段買わなそうな学生風の方が多くいらしていて、足を運ぶ確実な理由はわかりませんが、理由なんて特にないのかもしれないですね。自分の想定を越え、学生の関心の対象になるんだなーって、改めて、自分の感覚がずれていることだけは確認できましたね^^;

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個人的には、吉田美奈子さん以来のサインをもらいました(笑)
今回のレコード寄席の内容は、田口さんの著書「日本のポータブル・レコード・プレイヤーCATALOG」から、各年代のプレーヤーの音のなりの違いを楽しんだり、特徴の解説。 「レコードと暮らし」からは、直島にあるスタジオで録音された自主盤の話。レコードがメインのメディアだった頃の、個人とレコード会社の関係性を事実と推測を含め、レコードに纏わる細かい描写から長期的なレコード収集とリサーチ、取材から浮かんでくるストーリーが、とても面白かったです。

ひとしきり、普通に流通しているレコードを聴き倒し、レコードを集め出すと、個人的なプロジェクトが出来てくると思います。例えば、自主盤や男女の掛け合いモノ、エロジャケだったりと。そういった内容の全貌なんて、ほとんど掴めないのがレコードの楽しみと言ってもいいのですが…それをまとめるには、とても時間や労を割かないと形になり難く、全貌も見えてきません。大概が全貌なんて見えるってことは難しいので、中途半端な状況では人と共有して楽しむにはって踏みとどまってしまいます。

田口さんの直島の音源まとめは、単純に音源のみならず、作られた経緯や製作者の概要など、情報量の多さと、点と点が繋がり展開が生まれ一つのストーリになり、いつの間にか魅了されました。また、これらは作品としてまとめられて「直島ミュージックスタジオ作品集」として販売されてます。

気になる方は、書籍「レコードと暮らし」と、CD「直島ミュージックスタジオ作品集」を手始めにチェックしてみてください。何らかの刺激を与えてくれるかもしれません。また、物販も充実していて田口さんの過去にまとめたMix”沖縄モノ””おてもやん””万博モノ”など50作品など、個性的なモノが埋め尽くされてます。

良いとか悪いとかではありませんが、近年の和モノ・ブームが、DJよりの情報が多く、レコードショップでも、そういった傾向の情報を露出しているのが目立つので、それ以外にもレコードの楽しみがあることを語ってくれます。これからレコードを買おうって方にも楽しめる、貴重な機会でした。全国へ出張されてるようなので、お近くで開催される際は是非・足を運んで確かめてみてください!

円盤webサイト http://enban.web.fc2.com/
Twiiter https://twitter.com/enban_rikurosha
直島ミュージックスタジオ作品集 http://enban.cart.fc2.com/ca0/3662/p-r-s/

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また、会場になったつくばのPEOPLE BOOKSTOREでは、本だけではなく、新譜のこういったアナログ盤やCDを扱っており、好きな方には充実した内容になってる筈です。写真はありませんが、個人の作家さんが作ってるアイテム(作品)や冊子なんかも有って、この周波数に反応してしまう刺激を求めた方々が集まってるみたいで、モノ以外に人という要素もあり、コミュニティを形成しているようです。

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コアな方には、この辺なんかもあるので、何気に遊びに行ってみたら思わぬ探し物に出会えるかも知れません。

PEOPLE BOOKSTORE ブログ http://people-maga-zine.blogspot.jp/
Twiiter https://twitter.com/mojohey
住所:茨城県つくば市天久保3丁目21−3
(営業時間などはツイッターで確認したほうが確実です。)

下北ユニオンのレコードセールにて

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ここ最近は、R-指定のリリックやフロウの引き出しの多さと、バトルでdisりまくり音が止まった後の表情へ感じる、優しさに魅了されているssmです。

去年の12月中頃、下北ユニオンのセールへ行ってきました。
駅が綺麗になっていて、10年近く行ってなかったんで街並みはどうなってのかなと。好奇心に胸を弾ませ一路”ユニオン”へ。 整理券が貰える時間にはかなり前に着いてたので、一番かな!?と思っていたら一人ユニオンの前に並んでる方が視線に入り。

僕「あのぉ、セールの方ですか?」
アキラ君「はい。」
僕「ちなみに、何のジャンルで並んでます?」
アキラ君「和モノです。」
僕「そうなんですね〜 ちなみに何を狙ってんですか?」
アキラ君「尾藤イサオのワルと安全バンドのシングルです。D.L.さんが前にGROOVEで紹介してたので。」
僕「へえ〜 じゃあ、僕が見つけたら確保して回しますね。」
僕「僕もD.L.さんのMixで知った曲がお目当てなんですよ。」

なんて、流れで会話をしていたら…
レコード話で意気投合してしまい、整理券が配られてから時間があるので”ファースト・キッチン”でお茶をすることに。

知り合った方は、28才の男性で名前は”アキラ君”という和モノを掘り始めで楽しいとのことで。BO.BO.JAMES(D.L.)さんのファンで、雑誌の企画を目にし和モノのレコードを買うようになったとか、新幹線大爆破のEPを5000円くらいで最近買ったとか、レコードに纏わる話を聞かせてくれました。僕もN.Y.から帰国したてのBO.BO.JAMES(D.L.)さんに高校生の頃(1995年)、地元のレコードショップで会って連絡先の交換したんだよ。などと、うつつを抜かしていたら。いつの間にかセールが始まる時間が来てしまい、目的のユニオンへ足早に向かいました。結果的に2人とも無事にお目当てのレコードを確保でき、ニンマリでユニオンを後にしました。

それから、数日してから…
知り合った”アキラ君”からSNSでメッセージが届いた。

「前回の下北の7inchの放出はD.L.さんの放出品だったみたいです!」
「あの時あんぜんband買って、そのジャケに手書きの数字が明記されていたのですが、以前雑誌でD.L.さんのアナログ写真とおなじ物でした。」
「それと、muroさんのインスタフォローしてるんですが、muroさんがつぶやいてました。」

完全に兄弟の墓場だ、、 昔、僕があげたレコードが何枚もある、、

DJ MUROさん(@dj_muro)が投稿した写真 –

 

インスタを確認してからは、こりゃ間違いないなと確信に変わり妙な気分になった。気が付いたら一頻りぼんやり。

BO.BO.JAMES(D. L.)さんが、レコードへの思いが強いって事は誰しもが認める事だと思うが。セールで買ったレコードは、知ってからずっと探していたもので、まるで譲るよ、と語りかけてくれているって言ったらとても大袈裟だが。レコードに何かが宿るとか、そんなオカルトな話を思い出した。そして、それが満更でもないかもな。と、そんな気分になった。

今回の記事を書くきっかけになったMix “Lost Japanese”と、もう1本のMix “BADMAN IS RUBRBIN”・2つのの遺作を掲載しときます。iLL Filterを頭の中に持ってる方は“盗みの美学に匂い狂”わせてくださいませ。”Lost Japanese”の方は、まだ DonwLoadが可能なようです。

かねてからD.L a.k.a. BOBO JAMESが復活を望んでいたイベントと、(Ke-Ta The Discoさんの文から拝借 )が2016年2月28日(日)に青山蜂で行われるようです。僕の地元・茨城からはLoonpenくんが参加。詳細

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Tシャツプリント工場へ潜入!

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そこそこ予想はつくと思いますが、タイトル出落ち確定失礼します。 ^^;

Good Groove お絵描き担当 cm3 プリント工場!?の裏側を誰に頼まれた訳でもなく勝手に報告いたします。自宅兼制作室からお届けします、以下駄文お付き合いください。

t00まず、企業秘密であるシルクスクリーンを製造する露光機の情報も入手できました。Tシャツ君などの正規品はお高いのでお手製のこんな感じのやつでこなしてます。ガムテとか見えちゃっててガッカリ感が否めませんが… 外見やブランドにこだわらないのが、1つのポリシーなのかもしれません。とかいって勢いで押し倒します。

t015月末日に行われた物々交換会という名のディガー懇談会『ふぁんしーふぉーちゅん』のフライヤーに使われた絵柄を新たにティシャツへ起こすという事で、光栄にもわたくし、ssmがパシリ的なお手伝いを担当させていただきました。お手製露光機で、作ったスクリーンを割り箸で固定する等ティシャツができるまで様々なプロセスがあります。

t02そんな事前準備を終えて、わりと楽しい刷りの作業に入っていけるんですが、一発勝負なので緊張感MAXです。刷って →  乾かして → 刷って → 乾かして  (ループ)

t04シャッ、シャッ、とへらで刷っていき。けっこうな時間を奪われつつ、なんとかここまでこぎ着けました。手間がかかった分、出来上がってくると愛情みたいなものも生まれてきます。

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数日に渡り数枚を生産しプリント工場として捉えれば全く生産性がないわけですが…その過程や、これらを通じたコミュニュケーションも含めそこに楽しさや、やりがいみたいなモノが潜んでるのだと思います。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓ 出来上がったブツはこちらで手に取って見てみてくださいませ ↓↓↓↓↓↓↓↓↓

TCompT shirts Complex 02 – 2014.07.12.-08.03. –
開催会場: PUNT / みえる / Conterpoint

参加者(順不同)
赤池完介 / seita Ishikawa / イロアス / K5 ART DESING OFFICE / 五嶋英門 / ちびども / Yuske Tanaka / 河合博司 / Cm3 / ミヤタユキ / fumiko imano / 小諭瀬護安 / 濱田窪 / and more

お世話になります、よろしくお願いしまーす!!

 

▲▽ミニコーナー▽▲
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T shirts Complex 02へ送り込んだブツとは別に新たな試みとして、複雑かつ細い線が多く含まれる文字系へ挑戦!! 難易度が高い『ふぁんしーふぉーちゅん』のロゴスクリーンを試作してみる事に。

OHPフィルムへタイトル刷っとけーとの指示があったので、セカセカとプリントはしてみるが、フィルムへインクが上手くのらず様々な出力設定を繰り返し、厳しいプレッシャーの中なんとかシルクスクリーンを作る前の型を用意しました。(汗)

t10なかなか細い線が綺麗にでなくて何度もやり直して、なんとかOKラインのスクリーンを作成!(1番上、なんかギザギザになってしまうを繰り返し 写真右の ゅ とか ん はギザってます。) うまくいかないと、がっかり疲労感だけが募るので根気がいります。苦労して出来たスクリーンも数回使ったら、また新しいモノを作らなくてはならないの繰り返し…やっぱアナログは大変(奮汗)

t06差し当たり、裏面の首もとへ試作を刷ってみました。まずまず活けてたので安堵。○○サイズの白とか有りますか??や、持ち込みで刷ってちょなど、お声がけいただければ幸いです。

問い合わせ:cm3@good-groove.com