業務連絡:タイムテーブル

2013年10月5日(土) グッドグルーヴ
なんとなく、こんな感じでいこうかなと思いました。

21:00 立候補(わんぱくな輩)
21:45 おばっこ
22:15 237
22:45 u/h
23:15 naIan
24:00 237
24:45 u/h
25:15 ssm
26:xx 魅惑の秋につつまれる(はず)

5日の天気

ハードオフと私の出会い

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おこづかいはもっぱらレコード収集に費やしているdigtiです。週末diggerのため次はどのレコード屋に行こうか考えつつ平日はふわふわしながら仕事をしています。

人生初のレコード屋

「え?レコードショップに行くんじゃないの?」

レコードを探しに行こうと誘われた先は家電などの中古品を扱っているハードオフ。
頭の中でリンクしないまま連れられていきました。
きれいに磨かれたパソコンの陳列棚を通り過ぎ、ガラスのショーケースに入ったカメラに目もくれず向かった先はJUNKコーナー。

丈夫そうな金属棚には、道具箱のような青いプラスチックケースがいくつも並んでおり、ゲームのコントローラやテレビのリモコン、何に使うのか分からないケーブルなどが無造作に入っています。
値札には注意事項の走り書き。

”部品欠けてます”
”パーツ取りに!”

「電源入りました」って当たり前じゃないの?など思っていたら、私の目の前に差し出された一枚のレコード。
JUNK製品に混じってレコードが無造作に眠っていました。

「熱狂の対決!!ドラムと和太鼓」

レコードジャケットを開いて参加ミュージシャンや楽曲について熱く語っていましたが、テンションを受け止めるだけで精一杯。空気を読んで購入してしまいました。

自宅に帰ってすぐに試聴会スタート。
部屋の特等席に座らせたTANNOYはレコードに針が落ちるのを今か今かと待っております。
愛器「TANNOY」は人生2番目の高額買物(1番は車)。
ユニオンで2度に渡る試聴の末、私のお眼鏡にかなった頼れる相棒です。

「熱狂の対決!!ドラムと和太鼓」は激しかった。
(右)TANNOY部屋把瑠都と(左)TANNOY部屋高見盛の張り手の応酬。
両者一歩も引きません。
打って打って打ちまくれ!!!

最近覚えたてのアントニオ・カルロス・ジョビンやホセ・フェリシアーノのようなボサノヴァタッチの甘い誘惑に魅了されていた私ですが、打って打って打ちまくる肉食系の男らしさにノックアウトされてしまいました。

このアルバムについてネットで調べても過去に1万円超で売買されている履歴しか見つからず、2012年9月5日にP-VINEレコードからCD化されるはずも発売延期になりました(現在も発売未定)。
ドラムを叩いていた猪俣猛さんは日本のジャズドラマーの草分け的な存在で、1960年後半から1970年にかけて残した多くの作品は市場に出回ることは滅多になく、そうそう手が出せない値段がついています。

ギターの川崎遼さんは1960年代後半から世界を股にかけて活躍するジャズギタリストの名手。
収録されている”スネイク・ヒップ”は日野皓正クインテットが手がけた映画のサウンドトラックで、日本のジャズファンクでは有名な楽曲のカヴァーだと解りました。

ハードオフで熱く語っていた意味をようやく理解し、珍しいレコードの出土に私も一緒になって興奮しました。

私にとってハードオフのジャンクコーナーこそ真のレコード屋となりました。

 

夏のdig便り

関東エリアレスキュー担当のdigtiです。この夏はDigger’s Mapの作成も兼ねて埼玉県・千葉県のリサイクルショップとレコード店を調査してきましたのでその一部を報告します。

【埼玉県西部エリア調査 ハードオフで大漁買い付けをしてきた
自宅から距離もありなかなか行けずじまいだった埼玉県西部エリア。前日に思いつきと勢いで決心、早起きして車を走らせます。
hardoff
うぶ荷に出会えないとハードオフでの手掘りが厳しいのは通説です。これまであちこちの店舗を回ってきましたが未だうぶ荷らしいブツに出会ったことはありません。自宅を出て通りすがりのリサイクルショップに寄りつつ4件を回りましたがここまで収穫はなく、停滞時間は苦しいもので、さらにこの日の埼玉は暑かった。。。
冷たいドリンクで気分を変え訪れたのはハードオフ所沢東店。2階のJUNK売り場へ直行すると目の前には段ボールに入ったレコードたちが。「DJ用」と張られた中には12incばかりだったので他にもあるだろうと店内を捜索していたら吹き抜けの階段の向こう側にも段ボールに入ったレコードがありました。既に先客がいたので一番近くにあったレコードをペラペラめくると、笠井紀美子さんの「Butterfly」が出てきて見間違いかと思いまいたがやっぱりそうでした。そしてまたペラペラするとサングラスをかけたネズミのレーベルのレコードが出てきたり、ピカピカのオーディオテストレコードが出てきたりで思わず店内で騒がしくしてしまい申し訳ありませんでしたw LPが1枚63円~という破格のお値段だったのでこちらにも驚きです。全部で40枚程のレコードを抱えレジへ向かい気になっていたことを聞きます。とその前に「随分長い間見ていましたね、お疲れさまです。いいレコードはありましたか?」とねぎらいの言葉。「レコードは最近入荷したんですか?」と聞くと、「DJ用の箱は昨日お店に出しましたが、向こうのコーナーのレコードは前からありますよ」。確かに、手掘りしたレコードは固まっておいてある訳ではなくランダムに入っていたので「おかしいなー」とは思っていました。運良くDiggerの手から逃れ続けいつしか集まってしまったレコードたち。これからのハードオフ開拓調査への意識がグッと高まる出会いになりました。ひと通り摘み取ってきたので暫くしたら調査に行くことをオススメします。
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*今回訪れた埼玉エリアの詳しい店舗等情報はDigger’s Map 埼玉版をご参照ください。

【千葉県東部エリア調査 ワークスさんを訪問してきた】
お盆の中日、個人で経営しているリサイクルショップはお休みのところが多くこの日は遠征せず近辺の捜索をすることに。そういえばあそこのレコード屋さんにはまだいってないなとうことでお盆ということもあり念には念をと電話で営業確認すると「開いてますよ。今日は夜9時までです」。レコードを確実に見れるとあってさっそく車を走らせます。
場所は千葉県市川市。本八幡駅と隣のビルの2階を結ぶ連絡通路のような一角に小さなレコード屋さんがありました。駅の案内放送が聞こえる距離にあるお店の前は常に人が行き交う様子。JAZZが流れる店内にはレコードとCDが所狭しと並んでおり、置ききれないレコードとレトロなポータブルプレイヤーが向かいの通路の壁に並んでいました。「手に取ったレコードは元の場所に戻すこと!」という張り紙があちこちにはってあり、雑誌の立ち読みのような感覚でレコードを見に来る人にうんざりしていたのかもしれません。店主の先制攻撃は効いているのか、それとも忙しく歩く人にはこの場所にレコードショップがあることも気づいていないのか、狭い店内には中年の男性客さんがひとり、1畳ほどの狭いバックヤードに店主と店員がレコードを鍵盤しています。
少しの緊張感を抱きつつ目的通りレコードを見ていきます。レコードはオールジャンル古いものを中心にありました。後から調べて知りましたがお店のホームページに「ジャズは1950~1960年代。ロックは1960~ 1970年代。邦樂はフォーク、ロック等1960~ 1970年代。他ボサノヴァ、カンツオーネ、シャンソン他ブルース、ソウル等現代音楽のルーツであり、永遠の名盤中心の取り揃えを目指しております。」と書いてありました。
こんなにもしつこくレコードを見ているのだから、店主はもう気がついていたのかもしれません。先ほど電話したのが私であるということをw  手に取った4枚のレコードを持って店主の元にいくと「ずいぶんおもしろい組み合わせだねぇ」とぽつり。はい、確かにそうですw「勉強しながらいろいろ聴いているんです」と答えると店主が続けて、「このビルの地下にはライブハウスがあって、ギターをもった若い子たちがこの前を通るんだけど素通りしていくんだよね」と、穏やかだけど冷静な口調だ。音楽は聴きたい時にインターネットで探せて持ち歩くことも出来る時代になった今、アナログレコードはそれと対局の位置にいるのかもしれない。現物としてここに存在するレコード=記録には君たちが夢中になっている音楽のルーツがあるのに目もくれず素通りしていく若者への皮肉にも聞こえた。「またどうぞ」の言葉に送られお店を後に。外は相変わらず騒がしいけどワークスさんはレコード越しに世の中を見つめていました。

ワークス
住所:千葉県市川市八幡2-16-15 本八幡西口ビル2-E
電話:047-333-2570
営業時間:14時〜21時
定休日:木曜日
*駐車場はないので近くのコインパーキングを利用してください。


千葉東部dig-map
この日ついでに訪れたハードオフとリサイクルショップ。最初に訪れたハードオフ柏豊四季店ではレコードの取り扱いが終了していました (涙)   さらに湾岸エリアのハードオフではほとんど買えず。。。gkレコードさんの影を感じつつこの日のdigは終了。お盆休みで立ち寄れなかったリサイクルショップがたくさんあるので近いうちに再調査をしてこようと思います。

2013/09/11 Written by digti