Deep Dig シリーズ 002

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どうも。
みなさん、ディープに掘ってますでしょうか??

レコードショップ Universounds の尾川さんがプロデュースされている Deep Jazz Realityの引用を匂わせつつ、闇雲なタイトルにマイナーチェンジして危ない現場をご紹介するDeep Digシリーズ第2回です。

前回の現場もこの世の果て感のみで引かれてしまった方もいらっしゃったと思いますが、今回もカジュアル無しヨロシクな感じで、この世の果てはDeep でしたよのご報告になります。

正面から抜いた写真で、奥が見えないのをご確認ください。奥行きは学校の体育館ほどで、そこに取り出すことが困難な状態で荷物がひしめいてました。

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さしあたり、のっけのフックは、入り口左側へ車が埋まってました(笑) これには、ちょっと笑っちゃいましたね。
ここの荷物が、今後どうなるのかは?考えられませんが、持ち主曰くこの空間へ2万枚のレコードがあるとのことで、埋もれたレコードを探すお宝探し状態で、ガチのガテン系入りました。レコードに興味がない方の枚数試算は大雑把で、大概、2万枚とか1万枚とかの枚数は5分の1以下というのが妥当です。

ほとんどが倉庫を見せてもらえず、そのまま出すのが面倒で売るのも面倒、市場に流れるか?捨てるか?の2択になり、まぁ捨てられないだけマシだ。最悪な現場ではいつも自分にそう言い聞かせてます。

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見れる時間が、何時までって決まりも有って無いような話で、持ち主に倉庫を開けてもらい終わりそうな30分前に連絡してと言われ去っていき、数時間後に突然現れ・連絡する前に決まったか?って急かされ、会話ができない剣幕で”いくら買うんだ”って、強めの圧で迫られてしまいました。肝心なレコードも全然出てきてない中で、何を買うかすら決められないのに、こっちの意思はかき消される塩梅。

2万枚ある1500枚程度しかでてないし、答えようがない中を勘で”5000円くらいは多分”って言ってみたら、”そんなんじゃ話にならないから帰れ”って言われてしまいました(爆笑) ちょっと欲しいレコードが手元にあったので、賭けで”とにかく1万円くらいは買います”って切り返し、なんとかお怒りが収まった感じでした。この時点で、1万円を使っても良いのかも不明でハラハラでしたね。結局はお金のお話です(笑)

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レコードが寄せてある中を選ぶだけでも、それなりの枚数があったらそれなりに時間がかかりますし、物に埋もれてたら探すだけで時間が取られます。時間も値段も決まってなく、こっちの希望すら聞いてもらえず八方塞がりな状況でホント困りました ^^; まるでブラック企業で働いているような心境で、本やSP盤が貧弱な僕に重くのしかかり、積み上がるダンボールを寄せるスペースもなく、レコードが欲しいって気持ちがどれだけか??試されました。不思議なもので、少ない時間の中で、徐々に勘が働き出しレコードが入ってる箱を見つけるコツがちょっとわかってきました。

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短時間でもガテン系を超越して、地獄入りましたね。物の量・扱われ方・持ち主の圧迫感、これらを総合的に判断すると、これまで経験した現場のベスト3入りは間違いないです。この現場を乗り越えられたら、なんでもやれそうな気になりました(笑) 

こういう現場では、ハンターxハンターのゴンが骨董市で念を使って贋作を見抜く目利きをするシーンを思いだし、僕にも念が使えたらなーってよく思います。掘りの修行を積んだらそのうち使えるようになると思うので、コツがわかったらご報告いたします ^^

結果的には2000枚くらいのレコードを掘りだし、10枚程度を購入。(2万枚なんて絶対無いです。)そして、いくらになるのかドキドキでしたが、5000円でいいよと言われホッとしました。骨折りまくって手ぶらでは帰れませんからね ^^;  この後、ハードオフへ行ってレコードを見ましたが、安全できれいで値段がついてるってありがたいなーなんて。最後に、rytnmb隊員の勇ましい姿をよろしくしてお別れです! 終わりなき掘りの世界へ超念写!!!